国一日記#240925(人生は一度きりだよ)。

気温が下がってきた初秋の夜、よく途中で目が覚めます。時間を見なくても、大体3時くらいだと分かります。それは1日の中で一番気温が低い時であり、また人の体温も一番低くなる時間です。

その時間になると、必ず暗い部屋でエアコンのリモコンを探して、エアコンを消します。寝る時は暑かったのに、今は寒くて目が覚めてしまいます。昔は暑さや寒さに強かったはずなのに、もう体が昔のようではなくなったのでしょうか?エアコンを消しながら、ぼんやりとそんなことを考えます。

今日は、3日連続で裸足の靴を履いて走りました。そして珍しく「高野川」のルートを選びました。理由の一つは、川沿いの道が柔らかいこと、もう一つは高野川が静かだからです。

それでも、高野川を走る時、通学する高校生たちとすれ違います。元気いっぱいの男子だったり、風に髪が揺れるきれいな女子だったり。すれ違う時、何かをお互いに見せているようで、また何かをお互いに気づかせているような感じがします。

彼らは若さを私に見せていて、私はこの年でも朝に気持ちよく川沿いを走れることを見せています。しかし、彼らはまた私の心の中にある認めたくないことをも明らかにしています。――私は、人生で最も貴重な時期をすでに過ぎてしまったのかもしれません。

「人生は一度きり。それが一番残酷なところだ。」これは、20年前に見た「奋斗」というドラマで、主人公のお父さんが言った言葉です。初めてこの言葉を聞いたのは、私が20歳くらいの時でした。でもその時はこの言葉をあまり意識しませんでした。年を取るにつれて、この言葉がどんどん心に響いてきます。

37歳になって、20代の同級生たちと一緒に日本語学校で勉強しています。帽子をかぶって額のシワを隠し、できるだけ運動をして本当の年齢を隠そうとしています。中国のことを忘れ、まるで若者のように新しいスタートを切っているフリをしています。でも、自分自身に嘘をつくことはできません。私はもうほとんど中年で、もうすぐ40歳です。

何度も思いました。人生をやり直したいと。10歳から、15歳から、20歳から、25歳から、いや、30歳からでもいい。でも、そんなことはできません!人生は一度きりです!

この事実を理解してから、私は自分の世界を広げることを学び始めました。限られた時間の中で、できるだけ多くの若いことや未知のことに触れるようにしています。そうすることで、40歳、50歳になっても、37歳の頃の自分を後悔しないようにしたいです。

今日、私の北京の友達も日本に留学に来ました。しかも、私と同じ学校で、私の後輩になります。私たちは二人とも37歳ですが、二人とも自分の人生を広げることに挑戦しています。

人生を本当にやり直せないのでしょうか?少しだけ期待しています。

でも実は、今の私はいくつかのことを既に「やり直して」いるのです。

とはいえ、人生はやっぱり一度きりです。