国一日記#240915(ただいま)。

自転車が止まって、ロックをしようとしている時、すごく大きな声が聞こえました。「あっ!張さん!張さんが来た!」。

笑顔でお店に入ると、さやかさん、りくさん、りかこさん、そして知らない新しい店員さんが私をじっと見ていました。遠くの外国人観光客もこちらを見ていて、彼らは「何が起こっているの?この男は有名人?それとも大事な人?」と考えているようでした。

どうしてこんなに興奮しているのか、私には全く分かりません。私はただの常連客で、少し来ていなかっただけです。

「張さん!本当に久しぶり!」さやかさんが私に言いました。
「そうですね、たぶん2か月くらいですね。」私は少し申し訳なさそうに答えました。
「この2か月、何していたの?」
「勉強だけですよ。どこのバーにも行ってません。」
「本当?一度もお酒を飲みに行かなかったの?」
「そうですね。家で少し飲んだくらいです。」
店員のみんなは驚いた表情をしていましたが、私は本当に嘘をついていません。

「たしか、去年の今頃に初めて来ました。」本当は去年の9月の終わりに初めて来ましたから、でも続けて言いました。「去年の9月から毎月ここに来ていました。でも、この2か月は全然来ていませんでした。」私は彼らに言いましたが、自分にも言い聞かせているようでした。

そうですね。いつの間にか2か月が過ぎました。しかも、この2か月は前の1か月や2週間より早く過ぎた気がします。

お酒を飲みながら、店員と少し日本語で話しました。そして、私はこの馴染み深いバーで、過去の2か月のことを考えていました。

久しぶりに日本人の友達と話すので、少し緊張していました。バーにも久しぶりに来たので、ちょっとぎこちない感じがしました。そして、久しぶりに強いビールを飲んだので、すぐに酔っ払いました。少しずつ酔っ払いながら、私は2か月前の自分に戻ったような気がしました。

いや、戻っていません。少なくとも全部は戻っていません。

少しまだ酔っ払っていないうちに、お会計をして、「まだ早いので、もう少し勉強します」と言いました。

そうです。今の私は、早く日本語を自分の言葉にしたいと思っているのです。

「明日も来る?」さやかさんが聞きました。
「たぶん?」私は答えましたが、それは自分にも問いかけているようでした。